リヨン第3大学留学

フランス、リヨンの留学記と日本文化をフランス語で紹介するブログです

留学準備5フランス大使館まで行く、申請の流れ

こんにちは。

明後日出発に向けて少しずつパッキングをしております。

 

今回は、フランス大使館への予約も終わり、書類も終わったところで、実際に在日フランス大使館までの行き方、申請の流れについてです。

 

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  • 1. フランス大使館への行き方

  • 2. 申請までの流れ

  • 3. 受け取り

 

 

 

1.まずはフランス大使館の場所はこちら。

 

 

最寄り駅は東京メトロ日比谷線広尾駅になります。

 

では早速フランス大使館を目指します。

駅から大使館まで、普通に歩いて10分ちょっとぐらいです。

 

 

 

①実際に駅に着いたら、1番出口を探します

 

一応、2番出口でも大丈夫です。出たらから信号を渡れば1番出口方面です。

※間違えて3番4番出口を出てしまうとかなり遠回りになり、夏は特に大変なので、注意してください!

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②これが一番出口です。出たら前に看板があります。

 

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③これがその看板です。写真で書いたように進みます。

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④看板を左に見て東京三菱UFJのほうまで行きます。信号を渡って左です。

 

 

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⑤銀行をに進んで

突き当りを右に入っていきます。

あとはひたすら直進です。

(写真撮り忘れました、すみません)

 

 

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⑥こんな感じで見えてきたらもう少しです!

そのまま直進です。

 

 

 

⑦到着。

これが正面

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⑧並ぶところは大使館脇(写真参考)になります。Ambassade de FRANCEの前辺りです。

※水曜日は予約なしの交換学生たちが並んでいますが、予約を、例えば9時半から取っている方は先に入ることができます。

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⑨並んだ先のビザセクションはこちら。

 

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さて、無事に着いたところで、

 

2. 申請の流れ

 

水曜日10時〜11時半、交換留学生の場合

 

10時に開くまで待ちます。

手荷物及び身体検査(飛行機乗る前に通る検査みたいなものです)

男性のベルトで金属類が付いている場合は外したほうが良い可能性があります。

番号をもらえるので、呼ばれるまで中で待ちます。

 

予約を取っている場合

予約時間前にビザセクションへいきます。

手荷物及び身体検査

番号ではなく、予約時の名前で呼ばれます。

 

呼ばれたあと、以下共通事項です。

 

必要書類リスト通りに並べて、提出しましょう。(人によって怒られます)

間違い・空欄等指摘していただき、書類審査が終わったら、

 

 

支払い。

50ユーロにあたる日本円ですので、6000円ぐらいです。

 

 

指紋認証

指10本を指定されたところに出します。

指の開き方が意外と難しいですね。最初は迷います。

バルカン人の挨拶を想像してください。「長寿と繁栄を(Live long and prosper)」のサインです。

 

 

写真撮影

さて、指紋認証が終わるといよいよ写真撮影です。

大使館の人は顔の向き髪型など、たとえ変であっても教えてくれません。写真を撮る前に身だしなみを整え、できるだけまっすぐを見て撮ってもらいましょう。

これがパスポートに載るVISAの写真になります!!

申請時に出す書類の写真ではないので注意! 

 

 

終了!

 

申請にかかる時間は10分ほどです。

提出書類に不備があったり、問題があると、もっとかかります。

前日にできるだけ確認して臨みましょう!

 

ビザ取得まで自分は約1週間(8日)で受け取りに行きました。しかし、時期によって、またビザの種類によって大きく変わるそうです。書類の目処がたったらできるだけ早く申請しに行くことをおすすめします。万が一、許可が下りかなかった場合、やり直しがきくよう最低でも渡仏1ヶ月前がいいですね! 

 

 

では最後に、

3. 受け取りについて

申請終了後チケットが渡され、自分のVISAの進捗状況を確認することができます。

直接受け取りにした場合は自分で状況を確認し、約1週間後受け取りに行きます。

郵送を頼んだ方は待つだけですが、進捗状況を確認し、無事VISAが降りたことを確認できます。

 

下記リンクから進捗状況を確認できます。

InfoVISA

 

最初の1週間はおそらくこの状態です。

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待ちます、待ちます。約1週間後、自分は8日後でした。

申請承認後、受け取り完了のサインはこんな感じです。

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この画面が確認され次第、その当日以降受け取りに行くことができます。

 

【直接受け取り持ち物】

・申請時に渡されたバーコードの入った紙

・(身分証)自分は確認されませんでした。

 

これを正面玄関の警備員の方に渡します。

受け取ったサインをしてパスポートを受け取ります。

ビザの写真に一喜一憂する前に、ビザの日にち、名前を確認します。

無事確認が終わりましたら、出発まで無くさないよう大事に保管しましょう。

 

23/08/2016

ごう

 

留学準備4フランス大使館ビザ予約の取り方と持ち物

こんにちは。台風がすごいですね。オリンピック終わった後に、まるで放送の枠を奪わないよう空気を読んだかのような接近のような気がします。

フランスへ発つ25日は台風は通り過ぎるみたいなので良かったです。欠航にはならないでほしいと切実に願っています。

 

さて、今回は予約の取り方と持ち物についての話を書きます。

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まとめ:

  • 1. いつ行けばいいのか

  •   1.1交換学生の場合

  •   1.2交換学生以外の場合

  • 2. 持ち物

 

 

1. いつ行けば良いのか

そもそもいつからビザの申請はできるのでしょうか?在日フランス大使館のホームページには、

フランス入国予定日の3カ月前より可能であり、少なくとも3週間前までに行うこと

とあります。

とはいうものの、留学先の大学からの証明書や、住居のこともあって実際に申請にいくのは1ヶ月前ぐらいだと思います。

 

1.1 交換留学生の場合(予約を取らない場合)

 

自分の大学を通した留学の場合、水曜日の午前中時間がある方は、

フランス大使館の予約はなしでも申請することができます。

ただし、毎週水曜日の午前10時〜11時30分の時間帯に限られます!

 

水曜日は混みます。が、10時前ぐらいに並び始めても全然大丈夫です。

 

自分は9時10分頃から並んでいましたが、すでに7人ぐらいは並んでいたと思います。

しかし、10時にオープンされて身体チェックを受けたあと、呼ばれたのは10時半ぐらいで、申請は5分〜10分ほど。

友人は9時40分頃並び始めて、結局終わったのは10分差ぐらいでした。

 

早く並んでも最終的に申請が終わる時間はあまり変わらない!ということです。

 

1.2 予約をとっていく場合

必要な書類の目処がたち、自分の予定がある程度把握できたら、いざフランス大使館のホームページから予約を取ります。

www.ambafrance-jp.org

上記のページから予約用のサイトにアクセスできます。

予約の仕方は大使館が出しているPDF(上記サイトからダウンロードできます)を参考してもらえると確実ですが、簡単に紹介しておきます。

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1. 左枠のBooking an appointement をクリック

2.  I accept the General Conditions  にチェックを入れて、右下のnextを押します

 

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3.  まずは左側で日にちを選択→空いている時間帯が表示されるので時間の横の鉛筆マークをクリック

 

4.  下のonと atのところに日にちと時間が表示されたことを確認してnext

 

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さてここが終わればあと少しです!

5. 苗字、名前、生年月日、JAPANESE、性別

 

6. パスポート番号(必須)、携帯電話番号(任意)、メールアドレス(任意)を入れてConfirm

 

すると、確認画面が出てくるので、良ければ「はい」を押します。

完了の画面が出てきて、印刷するよう求められます。

 

これで予約は完了です。日にちを忘れず、申請しに行きましょう!

その他、予約の変更等はPDFを参照してください。

 

 

 

2. 持ち物

基本的に必要書類リストにあるものを持っていけば良いです。こちらを参考に。

exchangefr-velo.hatenablog.com

 

その他、

・書類をまとめるファイル

・交通費

・申請時時間を潰せるもの

ぐらいがあれば大丈夫です。

 

 意外と長くなってしまいました。次回は実際にフランス大使館までの行き方、申請の流れについて書きます。

 

23/08/2016

ごう

フランス留学準備3 大使館提出書類まとめ【最新2016年夏】

こんにちは、ごうです。

 

フランス大使館に学生長期ビザを申請するのに何が必要なのか、持っていく書類をまとめてみました。

先々週(2016年8月4日)にビザ申請が下りて受け取りに行ったので、最新情報です!

 

まずは、大使館が求めている書類一覧表をダウンロードするところからです。

長期ビザ申請書類と同様に在日フランス大使館のホームページからダウンロードしてください。

↓ 「必要書類リスト」をクリックすると入手できます。コピーはモノクロでも大丈夫です。

学生ビザ・3カ月以上・申請方法 - La France au Japon

 

では早速見ていきましょう!

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1. 今見ている書類リストです。

 

2. 長期ビザ申請書 (書き方は下記リンクを参考に!)

exchangefr-velo.hatenablog.com

3.証明写真 

証明写真は仮に忘れても申請する部屋の中に証明写真の機械がありますので、大丈夫です。ただ、1台しかないため混雑する可能性もあるため、貼っておいたほうが安心です。

 

※また、貼るのですが、VISAの写真はこの添付写真でなく、申請時にその場で指紋認証の後に撮ってもらう写真となります。

ちょっと話が逸れますが、自分のVISAの写真は、担当者に撮ってもらうとき失笑されました。ん?!とその時は思いましたが、受け取って確認したら、顔は曲がってるわ、なんか色黒?になってるわ、でパスポートの写真と似ても似つかないものになっていました。自分も笑いました。フランス入る時に止められないか不安でたまりません。みんなきれいに撮れてるのか、どうなんでしょう笑

…ということでここの写真はあまり気合を入れなくて良さそうです。

 

4.パスポートとそのコピー

これはこのままですね。コピーはA4です!自分はモノクロで大丈夫でした。

 

5.申請料金

50ユーロに相当する日本円(約6000円)を準備していけば大丈夫です。自分は約5700円でした。

説明のところに奨学金受給の方は免除とありますが、これはフランス政府給費留学生がメインターゲットとなるものだそうです。

JASSOの方は申請料金が必要となります。

その他県などからもらっている方はわかりません。

またこの記載は7月下旬以降ダウンロードしたリストには書いてありませんでした。短期間で変わってしまうようです。おそらくフランス政府給費留学生は7月以降にビザ申請はしないということでしょう。記載があってもなくても気にしなくて大丈夫です。

 

6.日本国籍所有の方は該当なしです。

 

7.留学先の大学から送られてきた入学許可証(ATTESTATION)です。

 

Q : 学校の登録証明書には授業時間が明記されている必要がありますか?

A : はい。登録証明書は学業に真剣に取り組む姿勢を確認するために必要です。

在日フランス大使館FAQ学生ビザのところに以下のようにありますが、自分は授業期間の指定があるものではなく、単純に留学期間のみが書かれているものを提出しました。

 

8.経済証明

ここで重要なのは

・いくらの残高証明があればいいか(奨学金を含めて)

・どの銀行で発行してもらうか

・自分の口座

の3点です。

 

まずは、リストに記載されている通り、残高証明の金額から

 

単純計算:1ヶ月615ユーロ✖️滞在月(例10ヶ月)=例61500ユーロ(約70万円)

ですが、これに、渡航費及び大学登録費(計約15万)を足して、

合計約85万ほどあれば大丈夫です。

心配な方は100万ほど入れておけば安心でしょう。

 

奨学金をもらっている方は、銀行残高証明があまり多くなくても、奨学金の証明書を残高証明書の後ろに入れれば大丈夫です。

 

では次に、どの銀行の残高証明でも良いのかというと・・・

Q : 銀行残高証明書はどのようなものが必要ですか?

A : 日本の銀行またはフランスの銀行による、円建てまたはユーロ建ての銀行残高証明書が必要です。一部例外でドル建てを認めることもあります。フランスで引き出し可能な銀行口座です。フランスにてATM等で引き出し可能かどうかはご本人で銀行に確認してください。

ということです。(フランス大使館FAQより)

 

しかし!結論から述べておきます。

ゆうちょで大丈夫です。そしておすすめです。理由は後ほど。

 

赤字で書きましたが、フランスで引き出し可能な銀行口座と言われましても、現在日本の銀行でフランス引き出し可能なところは限られています。

引き出し可能な銀行(国際キャッシュカード発行銀行)は以下の通り;

その他、大手のみずほ銀行三井住友銀行、ゆうちょ銀行は電話で確認したところ、もうすでにそのサービスは終了したとのことで、引き出し不可だそうです。

参考URLはこちら↓

first-backpacker.info

この中で持っていればいいのですが、ない場合どれを作るべきかというのは上記にメリット・デメリットがまとめられていますのでそちらを参考にしてください。

 

しかし、繰り返しますが、ゆうちょでもビザはおります!

 

というのも友人がゆうちょで申請して無事申請が完了していたからです。

おそらくですが、何百人、何千人とビザ申請を見る中で、どの銀行が下ろせるかというところまではいちいち確認しないのだと思います。日本の銀行であれば可能でしょう。ただ、ゆうちょは可能でしたが、他みずほ銀行三井住友銀行についての情報はないので悪しからず。情報提供お待ちしております。

また、ゆうちょだと、口座を持っていればその場で作っていただけます。しかも発行手数料510円と安いのでおすすめです。他の銀行ではその日付けで発行する場合その翌日になるのが普通です。仮にゆうちょの口座を持っていなくても、こちらもその場で総合口座を開設できます。

ということはギリギリでも営業時間中ならゆうちょで口座開設→残高証明書発行ができます。

自分はギリギリで後がなかったので、東京三菱UFJで口座開設、英文残高証明書を4日で作っていただきました。口座開設前に電話をして、できるだけ早く欲しいのですが…と言ったところ、迅速な対応で作っていただき発行してもらいました。本当にありがとうございます。

 

さて最後に、自分の口座の残高証明のほうが無難です。

ご両親のでも一応できるようですが、おそらく別途書類(財政支援の証明書)を提出することが求められます。

ここは確証がないので一旦自分の口座に入れてもらってから証明書を出してもらって、お金を移すというのが楽でしょう。

 

9.移民局(OFII)提出用フォーム

書き方はリンクをご覧ください。

exchangefr-velo.hatenablog.com

 

最後に、

続いて受け取り方法についての選択です。

 

A. 直接受け取り

自分はこれで取りに行きました。申請した時にもらえる用紙を持っていくことをお忘れずに。いつから受け取り可能かはまた別の記事で。

メリット:早い、確実に受け取れる。

デメリット:交通費、行く手間(大使館で涼む場所はなく、往復だけなので夏はしんどいです)

1人暮らしの方で、1週間後にはもう家空けてるかもしれないって方は直接取りに行ったほうがいいですね。

 

B. 郵送

遠方の方、行くのが面倒だという方におすすめ。

メリット:とにかく楽。

デメリット:直接受け取りよりやや遅い。レターパックの準備

急いでいる方はA.の方が安心できると思います。ただ、遠くに住んでいてなんども広尾まで行けないという方もいらっしゃると思うので、そういう方はB.ですね。

 

C. 代理人受け取り

どのような場合かイマイチ想像がつきませんが、大使館FAQにはこうあります。

Q18 : 委任した旅行代理店によるパスポート代理受領は可能ですか? 

A : 可能です。申請者の氏名およびパスポートと同じ署名の委任状を申請時にご提出ください。

 

なるほど、すべて委任している場合ですね。

 

以上申請時に必要な書類のまとめです。

これと予約(交換留学の場合は水曜10時〜11時に限り予約なし可)があれば申請できます。

 

次回は実際に大使館に行ったことについて書こうと思います。

 

19/08/2016

ごう

 

 

フランス留学準備2 移民局提出用フォーム書き方

こんにちは。

 

今回はフランスビザ申請の中で必要な移民局提出用フォームの書き方について説明します。

移民局提出用フォーム…。名前から判断して面倒くさそうだなとも思いますが、安心してください。ものすごく簡単で、10分もあれば2回見直しをしてもお釣りがきます。

 

 

まずは、書類のダウンロード及び、印刷から。フランス学生長期ビザと同様、在日フランス大使館のホームページから持ってきましょう↓ 

学生ビザ・3カ月以上・申請方法 - La France au Japon

移民局(OFII)提出用フォームをクリックすればダウンロードできます!

 

 

では、入手したところで、早速書いていきましょう。

少しごちゃごちゃしているので張り切って大きく書きすぎないように注意してください。

 

※写真はクリックすると拡大できます。

 

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【注意点】

記入項目も少なく、簡単なのですが、1つだけ母親の姓を記入するところは注意が必要です。

MERE   NOM DE NAISSANCE 母 旧姓です!

父親も母親も姓は一緒の方が多いかもしれませんが、母のところは旧姓になっています。

間違って同じ姓を書かないようにしてくださいね。

 

 

パスポートの発行地を書いたら終わりです!

ボックスの中は大使館側が記入するので書く必要はありません。

またそれより下は、フランスに着いてから移民局に提出する際に記入するものになります。というわけで、それより下は着いてから更新したいと思います。

 

一応、フランス大使館が出している日本語訳もありますので、よかったら参考にしてみてください。

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どうでしたか? 

長期ビザ申請書類を書いた後では拍子抜けしてしまうほど楽だったと思います。

さて、次はいよいよ何をビザ申請時に何を持っていけば良いのか、必要書類一覧を書きます。

 

少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

18/08/2016

ごう

 

フランス留学を決めた3つの理由と目標

こんにちは。

今回はなぜ留学をしようと思ったのかについて、フランスで何がしたいのかという観点から考えてみます。

 

留学はただで気軽に行けるものではないし、何をやりたいのかというのを明確に持って臨む必要があると思います。そうすることで、より一層留学が実りあるものになると信じています。

 

今のところ日本にいる段階で考えている目標は以下の3点です。

 

⑴フランス語力の向上

⑵自分の世界観を広げること

外国として日本を眺め、考えること

 

 

まず、1についてはフランスで約10ヶ月いく上で欠かせない、というか当たり前かもしれない目標です。

一日中フランス語に囲まれた環境に身を置くという日本では不可能な状況で、生きたフランス語、そして、様々なフランス語を直に感じて来ます。【なぜフランス語を専攻?】でも書きましたが、過去のフランスでの経験は未だに忘れていません。もっとフランス人といやフランス語を通してフランスにいる人たちと話すことができるようになりたいと思っています。

リヨンは日本人留学生も多いと言われていますが、そんな中で、日本人だけとつるんでしまうことなく、現地でしか関われない人と関係を築いてフランス語の上達を図りたいです。

 

 少し話が逸れますが、1つだけ現地での日本人との関わりについて触れておきます。

留学先での日本人との関わり及び日本語を使うかということについて自分の考えですが、自分は助け合い、積極的にではなく関わったほうが良いと思います。というのも一番大きな問題として、言語(母語)の問題を考えます。

 母国語で話せるということはとても大きいです。フランスにいてフランス語を通して思考しようとすることはもちろん大事なことであり、その方がフランス語の上達に繋がります。しかし、自分の悩みや苦しいときにやっぱり気持ちをストレートに伝えられるのはやはり母語だと思います。ストレスやつらい状態で無理やりフランス語で考えてもモチベーションも上がらずあまり効果的とは言えないでしょう。そんなときにフランスにいる日本人、あるいは現地の人でなくても、日本にいる友達や恋人など心から気持ちを話せる人と日本語で話すことで悩みが和らぐと思います。

 

自分は昨年の夏、アメリカ、モンタナ州のGlacier National Parkというところで働いていました。働くといっても、日本でいうリゾートバイトのようなものだと思っていただいて結構です。そこでは、同じLake McDonaldというところで自分と同じで日本人が14人ほど働いていました。正直、最初は「ちょっと多いな」と感じましたね。恐らく自分もそう思われていたでしょう。しかし、何か問題があったときに、日本語で相談し、解決できるというのはとても心強いもので、また、ある悩みを英語でうまく説明できないときに日本人の子に聞いてもらえたのは自分にとっては良かったと思います。

 

要は日本人と日本語を使って甘えてしまうのではなく、お互いが節度を持って関わることで良い関係を築きながら留学に臨めるのではないでしょうか。

 

 

さて、話を戻しまして、2についてです。

自分は都内の大学に通っていますが、地方からの友達も多く、また、留学生が多い大学を選択したこともあり、すでに大学の中で、様々な文化に触れることができました。フランスやドイツ、アメリカ、オーストラリア、中国、シンガポールなど日本を紹介すると同時にあなたの国ではどうなの?と聞いては多文化に触れようと試みました。そんな友達のおかげもあり、日本にいながら小さいながらも世界と関われたように感じていました。

 

しかし。

 

これもまた、すでに書いたアメリカの話になってしまうのですが、アメリカの国立公園で六週間ワークトラベルをした中で、ポーランドブルガリア、トルコ、エクアドル、など自分が全く知らなかった国の人たちに初めて出会う機会が多かったのです。勝手に世界を知ったような気でいてグローバル視点もててるかななんて自分の小さい世界の中だけで満足していた自分にとって、アメリカでの生活はそれがまだまだ甘いことに気付かせてくれました。当たり前ですが、自分の知らない世界はまだまだあります。フランスは世界から多くの留学生が来るため、世界の人たちと話し、世界をもっと身近に体感したい、自分の世界をもっと広げたい、多角的に、グローバルな視点を持てるようになりたいと強く思っています。



最後です。

リヨン第3大学には日本語学科があります、というよりあるところを選びました。なぜ日本語学科があるところを選んだのかと言うと、フランスの大学で、日本が、日本語がどのように教えられているのかを受講したいと感じたからです。日本人の先生から日本について学ぶだけでなく、高い教育水準を誇るフランスで、外国人の先生に日本について学ぶことで、そして、フランス人の学生と共に学ぶことで、日本を外側から客観的に捉えることができると思います。日本からの視線だけでなく、世界から、特にヨーロッパから見た日本というものを現地の大学生がどのように考えているのかを生の意見を聞きながら学びたいです。

また、日本語をどのようにフランス語で教えているのかを学ぶことができることにとても魅力を感じました。自分は今、日本語教育に興味があります。フランスでは中学で第2外国語、日本で言う高校で第3外国語を学ぶことができます。高校で日本語を選択できるところはまだあまりなく、大学でどのように第3、第4外国語として日本語を学ぶのかというのに興味をそそられます。また、EUで複言語主義が唱えられており、日本のような単一言語国家とは少し異なり、英語もネイティブのように話せるフランス人も多く、そうした中で、日本語をどのように習得しているのだろう。また、日本では特に英語は文法訳読法という伝統的な教え方が中心となっていますが、フランスでは日本語をどのようなで方法で教えられているのだろう。こういった疑問を自分の目で見て観察したいと思い、日本語学科があるリヨン第3大学と選択し、授業を受講させていただく中で学んでいきたいと考えています。

 

長くなりましたが、まとめると、

 

・フランス語の上達、

・世界を知ること、

・日本を客観的に見つめ考えること

 

の以上三つの点が私がフランスへ留学したいと考える理由です。

 

留学する人、しない人、しようかと迷っている人、様々な人がいると思いますが、自分は今のところこういった理由から、目標を持って、約10ヶ月日本を離れ、異国の地で生活する決心をしました。10ヶ月離れる人生の中でもうないかも知れません。

たくさん吸収して、大きく成長して帰ってきます。

 

長文でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

17/08/2016

ごう

留学準備1*フランス学生ビザ申請参考例【2016年夏】

こんにちはごうです。

 

今回はフランス留学の準備編1と題しまして、フランス学生ビザ(長期)の用紙の書き方についてです。

申請用紙は下記URL(在日フランス大使館→ビザ→各種ビザ→学生ビザ→学生ビザ(3ヶ月以上)からダウンロードでき、印刷して手書きで記入しました。ちなみに、印刷はカラーでもモノクロでも大丈夫です。

 

http://www.ambafrance-jp.org/学生ビザ・3カ月以上・申請方法

 

自分はフランス語版で書いたので、参考にしていただけたら嬉しいです。

 

それからこの記事を書くときに、それから自分がビザを出すときにとても参考にさせていただいた”ながよさん”のブログも貼らせていただきます。

www.nagayoiko.net

Campus Franceの手続きについては⇩

www.nagayoiko.net

 

 

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自分が出したのは上の写真の通りですが、いくつか注意点及び自分は書いていない空欄の箇所の日本語訳を載せておきます。

 

 【注意点及び説明】

番号は申請書の番号に一致させています。

また、日本語訳はフランス大使館ホームページの訳を参照しています。

 

2. Nom(s) de famille antérieur(s) 旧姓 (ある方のみ)

 

7.Nationalité à la naissance si différence 7.の現在の国籍で書いたものとは異なる場合出生時の国籍を書きます。

 

10. Pour les mineurs : Nom, prénom, adresse, (si différente de celle du demandeur ) et nationalité de l'autorité parentale/du tuteur légal 

未成年の場合:親権者または法的後見人の姓名・住所(申請者と異なる場合)・国籍

 

11. Numéro national d'identité, le cas échéant 

身分証明書番号(所持する場合)

※運転免許は持っていましたが、特に記載しませんでした。

 

16. Délivré par 発行機関

パスポートに書いてある通り、Ministry of foreign affairesと書きました。友人はフランス語でMinistère des Affaires étrangèresと書いていました。どちらでも大丈夫です。

 

20.En cas de résidence dans un pays autre que celui de la nationalité actuelle, veuillez indiquer 

現在の国籍と異なる国に居住している場合にご記入ください。

 

24.Nom, adresse, courriel et n° téléphone en Francede l'employeur / de l'établissement d'accueil / du membre de famille invitant,... etc

招聘期間/受入機関/受入家族等の住所・E-mailアドレス・電話番号

※留学先大学、E-mailアドレスは向こうの大学の国際部というか留学生対応の担当の方の連絡先を書かせていただきました。ここはかなりキツキツだったので、小さめに書くことをお勧めします。

 

26.  Date d'entrée prévue du séjour sur le territoire de la France, ou dans l'espace Schengen en cas de transit 

フランスまたはシェンゲン協定加盟国予定日

注意

飛行機及びどこ経由で行くかにもよりますが、例えばドイツから入る場合、フランスに入るよりも前にシェンゲン協定国を通るので、日にちを間違えないようにしましょう!

安全なのは日本を出国する日を書いておくと、確実に入れるかと思います。

 

29.Quel seront vos moyens d'existance en France ?

épargne 貯金で大丈夫です。

 

Serez-vous titulaire d'une bourse ? 奨学金を受けますか?

Si oui, indiquez le nom, l'adresse, le courriel, le téléphone de l'organisime et le montant de la bourse 

奨学金を受ける場合、奨学金を給与する機関名、住所、E-mail アドレス、電話番号及び奨学金の金額をご記入ください。

 

※自分はJASSOの奨学金を大学を通していただく予定です。そのため、JASSOの本部の住所及び電話番号(書きURL参照)を書きました。E-mailはホームページに該当するものがなかったので、書きませんでした。しかし、奨学金の証明書は学校を通して1日でもらい、一緒に持って行きました。

ここも狭いので小さく、でも見やすく書きましょう。

JASSO問い合わせホームページ

お問い合わせ一覧 - JASSO

 

 

…と学生で必要なのはこれぐらいでしょうか。

 

ビザの申請は約1週間でできます。7月、8月は申請が多いから、時間かかるからね〜」と言われたものの自分はけっこうぎりぎりの7月27日に出して、8月4日に受け取り許可がおりました!(8日でできました)

1週間でできたのは本当によかったです。ちなみに出発が8月の25日でもう航空券も取っていたので、これで降りなかったら後がなかったです笑 

フランスの大学から受け入れ許可が来て、住居の目安が取れたら(ホテルでも可)すぐにビザ申請しておいた方が安心できます。準備は早め早めがいいですね。

 

大きな間違い等はビザの申請場所で確認してもらえるので過剰に心配する必要はないと思います。自分は2枚目の署名地の方に名前まで書いてしまっていましたが、その場で訂正し、右側に書き直して大丈夫でした。

 

ただ、フランス大使館のビザの受付の人たちは厳しいという話を耳にします。

1日に何十人?何百人?も見るわけですから、まあ仕方ないのかなと思います。それを回避するためにも最低限自分でチェックし、漏れがないこと、用紙の順番をリスト通りに並べておくと良いでしょう。

(チェックしたのに漏れがあった自分がいうのもなんですが笑)

 

ビザを申請するということは出発まであと1ヶ月ほどでしょうか。

残りの事務的準備もあと少しです。頑張りましょう〜

 

 

16/08/2016

ごう

なぜフランス語専攻?

こんにちは、ごうです。

留学に向けてそもそもなぜ自分がフランス語を専攻するにいたったのか、実際フランス語を学んでみてどうなのかについてここまでの勉強を振り返りながら書いていきます。

 

【なぜフランス語専攻?】

高校で大学の進路を考える際、大学4年間を通して自分は何を学びたいのか。というのはとても大きな選択になると思います。タイトルにある通り、何がきっかけとなって自分はその他外国語ではなく、フランス語にしたのでしょうか振り返って考えてみました。

 

自分はもともと外国語を学ぶのが好きで、英語に力を入れていましたが、では大学で英語について学びたいかと聞かれると心から「はい」とは言えなかったような気がします。しかし、だからと言って、文系だからとりあえず就職した後有利そうな経済、経営とか、ちょっと興味があるから法律とか、そういった軽い気持ちで大学の専攻を選びたいとも思っていませんでした。自分にとって大きな決め手になったのは高校生のとき、姉妹都市交換留学プログラムに参加したことでした。

 

高校2年生のときに、姉妹都市の交換留学でフランスのブルターニュ地方に2週間だけ行かせていただきました。中学の時から海外というものに漠然と憧れのようなものがあって、機会があれば、とにかくどこでもいいから行きたいと強く望んでおりました。自分の市でそういうプログラムがあることを知り、しかも航空券等かかる費用は市が持ってくれるということで(この無料というのも大事でした笑)、この機会を逃すわけにはいかないと思いチャレンジしました。

 

高校では学校でフランス語というものを全く習ったこともなく、ましてや話すこともできず、簡単に挨拶程度だけ、事前の研修で習ったほどでした。英語でもコミュニケーションはとれるだろうという考えを持ちながら日本を出国しました。

 

しかし、現地に行ってみて、自分の考えが甘かったことを痛感しました。ホストファミリー、特にホストマザーには英語が全く通じず、自分の気持ちや感謝をうまく伝えることができなくてとても悔しい思いをしました。ホストファミリーには交換留学生を通してフランス語に翻訳してもらいましたが、自分の英語力もたかが知れているもので、自分の思うように意思疎通ができませんでした。

ちょっと考えてみれば、日本でも少なくとも自分の家では両親は英語で会話ができるとは言えません。なにか職業柄英語を使う人でない限り、ペラペラと英語を話せる人は親の世代ではあまりいないような気がします。フランスも日本と同様英語は第2外国語的な存在なので、ホストマザーが英語を話せなくてもそれほど不思議なことではないのですが、英語が使えれば世界の人と話せると安易に考えていた自分にとって恥ずかしいながらも、衝撃的なことでした。

 

そして、当時の自分にとって、今思えば当たり前ですが、英語だけでは世界とはつながることはできないと感じることができたのは今後の自分の人生に大きく影響を与えました。

 

もう一つ、滞在中学んだこととして、これは海外へ行くと多くの人がよく言うことですが、自分は日本のことを全然知っていなかったということです。全然というと少し大げさかもしれませんが、自分の中では当たり前であったり、感覚的にわかっているようなことも多く、なぜ?どうして?いつから?と聞かれると答えられないことが多く、大変でした。

自分の都市については事前研修というのがあり、ある程度知識を蓄えていきましたが、日本の文化、習慣、政治や価値観、考え方に至るまで英語で説明することができませんでした。自分の国についてなのに恥ずかしいと感じました。

しかし、日本を出て、海外の視点にたって、客観視することができたからこそ、自分の無知さに気づけたのだと思います。

 

まとめると、

世界と英語で通じることはできるけど、英語だけで通じることができるとは限らない(⇨フランス語を学びたい

日本文化についての無知さ

 

以上の2つのことが現地滞在中とてもよく感じたことです。これをきっかけに帰ってきてから何を大学で学びたいのか、大学では何をしたいのかについての考えが決まりました。

 

主にフランス語を学べるところ、そして留学生が多いところ、日本にいても様々な人と関われる大学を選び、大学受験に向けて勉強しました。

それからなんとか志望校に入学し、大学で授業が始まっても、自分の中での目標である、「フランス語を学び、フランス人と隔てなくコミュニケーションが取れるようになること」は変わらず、週6コマのフランス語にも負けず、学びました。

 

【フランス語を学んでみて】

滞在中も感じましたが、まず何と言っても発音が難しい!

特にrの発音についてはきれいにできるようになんてなれないと思いました。最初の1ヶ月ぐらいは発音に苦しんでいました。しかし、フランス語の発音には規則があり、それを覚えることで、知らない単語も発音できたり、聞いたことのない単語も書くことができたりします。これは英語では難しいことですが、最初のルールをマスターすれば単語がわかるということに驚き、単純的な考えの自分には嬉しかったのを覚えています。

フランス語を少しでも齧ったことがある方なら、「ボンジューググル…」なった経験は一度はあるのではないでしょうか笑

 

英語との相互関係

 

フランス語を学びながら、単語や表現、文法など、英語に近いこともわかりました。

フランス語はもともとラテン語派生(イタリック語派)であり(ガリア語、ゲルマン語もの影響もありますが)、英語はゲルマン語派にあたります。しかし、英語もラテン語も起源としてはインド・ヨーロッパ語族に入り、フランス語はイギリス貴族階級がはなしていたこともあり、英語には多くのフランス語が流入しています。

フランス語を学びながら、英語と絡み合わせて学ぶことができ、英語の理解も深まったことはとても大きかったと思います。

また、英語と結びつけて勉強してきたので、言語学にも興味を持つことができました。なぜフランス語は数字の言い方で80(=quatre-vingt, 20×4)のように、20進法が出てくるのか、フランス語はラテン語の中性名詞がなくなったのはどうしてなのか、逆に日本語はなぜ主語が省略できるのかなど、フランス語、英語、日本語と比較して言語というものを多角的に見つめることができるようになりました。

 

おそらく多くの大学生は第2外国語というものを大学で選択するのではないかと思います。中国語、韓国語などもちろん自分の興味のある言語を選んでもらいたいですが、フランス語という選択肢も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。大変ではありますが、とてもやりがいのある言語です。

 

自分は専攻としてフランス語を選んだので、毎日フランス語の授業があったおかげで、フランス語を忘れるというか、薄れるようなことは少なくとも最初の1年は宿題も多く、なかったような気がします。(本当かな笑)また、英語を中学から学んできましたが、大学で学んでいるフランス語も毎日取り組むことで、かなり進歩が早かったです。

 

以上なぜフランス語を専攻にしたのか、フランス語を学んでみてどう感じたかについてでした。

次回はなぜ留学を決めたのかについて書こうと思います。